時 坂 峠

東京都檜原村
1997.9.20

 古来浅間尾根は、秋川方面から小河内、丹波山、小菅方面に抜ける重要な交易路でした。時坂峠はその浅間尾根に比較的楽にでる事が出来る路として大昔から多くの人たちに利用されてきました。峠路のそこかしこに歴史を感じる事が出来ました。


 払沢の滝駐車場に車をデポ。舗装された林道を走り、最初のカーブにある階段を登って旧道に入る。林道と旧道は、ここを含めて3回交差する。ずっと林道を走って3回目の交差地点で旧道に入っても峠に行けるが、最初から旧道を行った方が、景観に変化があって面白い。
 杉林の中をのんびり走るとても気持ちのいい路。勾配もさほどではない。このあと程なく林道に合流する。
 少し長めに林道を歩いたあと、2つ目の入口から旧道に入る。開けた明るい感じの路。勾配は厳しくなるが、周りの景観がその苦しさをかき消してくれる。
 檜原の里の様子がよく見える。写真右上は檜原小学校だろうか。峠路からチャイムの音がはっきりと聞こえた。
 林道との最後の交差地点を過ぎ、峠直下の杉林の中に朽ちかけた木橋があった。雰囲気は満点。
 暗い杉林の中を黙々と登っていると、だんだん空が明るくなってきた。あっ、あそこが峠だ。あと一踏ん張りだ!
 そして程なく時坂峠に到着。
 峠全景。左下から登ってきた。中央の広い立派な路は、ハイキングコースの尾根路。峠路の雰囲気がとても良かっただけに興醒めしてしまった。
 北側は崖になっており、最初から北側に下りる路はなかったようだ。時坂峠は浅間尾根に登るだけのための路だったのだろうか。
 峠の東側にあった祠。元は西側にあったものが移動したらしい。古人はここで旅の安全を祈願したのだろう。

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