立 野 峠

山梨県大月市−秋山村
1997.4.27

 中央本線梁川駅から梁川大橋を渡り、舗装された林道を南進する。トタン沢橋と唐栗橋の間にある入口より山道にはいる。標識は「倉岳山へ」となっており、「立野峠」の名はない。
 山道は、最初の急登の後は勾配も落ち着き、木洩れ日の射す杉林の中を上っていく。時折聞こえる鳥の歌声が嬉しい。
 穴路峠と同じく、岩をよじ登る箇所もある。距離が短くて助かるが、体力が一気になくなってしまう。
 月夜根沢沿いの路をひたすら上る。ここは最後の水場。ボトルの水の残量が気になりだした頃だったのでとても助かった。これより先路は沢を離れ、峠に向かって九十九折れを繰り返す。後少しだ!
 とにかく勾配がきつい。「後少し」とはわかっていても、なかなか足が前に出ない。所要時間が一時間クラスの担ぎの峠を連続して攻めるのは、やはり身体に堪える。
 ふらふらになって最後の急登を一気に担ぎ上げ、峠に立った。峠は細野山と倉岳山の鞍部に位置し、その形状はさきの寺下峠と似ていて、縦走路との十字路になっている。展望はあまり効かない。
 下り路はかなりの急勾配で秋山へと落ちていく。日が高くなってきたせいで明るい雰囲気で、踏み跡もしっかりしているが、膝が笑いはじめて、足が痛くなってきた。うっ、情けない...。
 秋山への下り路の途中より無生野を見下ろす。まるで箱庭みたいだ。バックにそびえ立つのは道志山塊。

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