滝 の 坂 峠

神奈川県葉山町一色−上山口
2001.4.29

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 横須賀から下り基調の県道27号線を葉山に向けて走る。黄金坂橋分岐を過ぎると道は上り出す。交通量がとても多いので、歩道を走った方が安全だ。隧道にかかる手前、「滝の坂バス停」を左折して旧道に向かう。
 写真の鞍部が旧峠。新道は峠の北側を隧道で抜けている。
 旧道に入ってしばらくしてから出てくる三基の庚申塔。三基とも青面金剛と三猿が見事に彫られている。葉山町の重要文化財にもなっている。古くからの峠路の証だね。
 庚申塔を過ぎると道は急激に勾配がきつくなり、山肌を直線的に駆け上がっていく。自転車を立てかけている家の塀を見てもわかるだろう。距離的には大したことはないのだが、素直に降りて押すことにした。(それでもきつかった^^;)
 急坂を登りきったところが峠。コンクリートで下を固められており、山と民家をきれいに分けている^^; 民家は片側の山を切り崩して建てられたようだ。
 この峠路は古東海道ともいわれ、日本武尊が東征の際に越えたと伝えられている。かなり歴史が古い峠で、大正時代の地形図にもはっきりとその名を確認できる。しかし現地でその名を確認できる案内板などは全くない。
 峠を反対の葉山側から写す。峠の東側はまだ昔ながらの雰囲気が残っているが、西側の道はきれいに舗装され、峠を通り越して山の中腹に作られた葉山一色台団地まで通じている。西側から上った場合、峠の位置を確認することは非常に難しいだろう。ちょっと寂しい気がするが.....。
 ついでに立ち寄った峠北側にある吾妻神社。鳥居の下に湧いている霊水は、日本武尊が峠を越えたときに、その喉を潤したという言い伝えが残っている。一すくい飲んでみる。うーん、心なしか力が湧いてきたような...。
 現在の滝の坂隧道。峠の北側の山を切通しにし、その上を塞いだ形の隧道で、鎌倉の大仏隧道とタイプがよく似ている。

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