大仏坂切通し

鎌倉七口・国指定史跡

神奈川県鎌倉市長谷−鎌倉市笛田
2000.9.23

峠路自転車持ち込み自粛

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 新大仏坂トンネルの西側、火の見下バス停前の床屋さんの1軒右側の横の小径を入る。自動車は通行不可能だ。なかなか懐かしさを感じさせてくれる道だ。もはや都市部では絶滅したと思われていた木の電柱を見つけて記念写真。
 しばらく行くと案内板が出てくるので、それに沿ってコンクリート舗装の道を進んでいくと、いきなり舗装が途切れ、山道となる。自転車はここでチェーンを巻き、待っていてもらうことにした。
 いきなり中世の世界に迷い込んでしまったかのような道だ。ここがさっきまで観光客で賑わっていた同じ鎌倉かと思うと俄には信じられない。写真は最初のピーク。見事な切通しだ。名越の時と同じく、切通しの下には大きな岩が配置されていた。
 切通しの路が続く登り。なかなかの迫力だ。ここも名越のように天然の要塞となっている。目を閉じると鬨の声が聞こえてきそうな雰囲気だ。
 大きな崩落地をかに歩きで突破し、急な斜面を登りきった3つ目のピーク。場所的にはトンネルの真上に当たり、ここが大仏坂切通しのピークではないかと思われる。手頃な岩に座って大休止。今日初めてコーヒーを沸かし、一息ついた。この切通しの建設された年代はいっさい不明である。当時の記録が全くないそうである。また、今でこそ高低差がきつく、崩落地も多い難儀する道であるが、明治18年に有島生馬が人力車でこの切通しを通った記録があるそうである。今からは想像もつかないが...。
 腰を上げ、東に下る。かなり急な道を滑り落ちると、大仏坂体育館の直ぐ脇に出た。
 現在、大仏坂切通しの直ぐ下を通る「新大仏坂トンネル」。笛田と長谷を結ぶ交通の要所だ。大仏様の鼻の穴をイメージして作られている。(嘘)
 ついでに高徳院に立ち寄り、鎌倉大仏を拝観してきた。東大寺の大仏様と異なり、庶民的な優しい顔をしている。

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