弓 折 峠

静岡県静岡市(−岡部町)
2002.5.27

周 辺 図 へ


 早朝の県道210号線を北上し、玉取集落内にて車をデポ、身支度を整えて走り始める。ついこの前までゴアのヤッケを着て走っていたがもういらない。ずいぶん暑くなってきたものだ。
いつも通り軽いギア比でくるくる回す。調子が出てきた頃に「玉取沢」バス停が現れ、少し先の分岐を右に曲がり、本格的な上りとなる。
 玉取沢集落の中の峠路を上っていく。コンクリートで簡易舗装されてはいるものの、かなりきつい勾配だ。インナー・ローに落とし、ダンシングで踏ん張る(一応....^^;)。幾つか分岐点を過ぎ、林道終点となる(写真)。「ダイラボウへ」と書かれた標識を頼りに終点左側の山道に分け入っていく。
 峠路は等高線を斜めに横切り、真西にほぼ直線で谷沿いを上っていく。勾配はきつく、道幅は狭い。意外と土質はもろく、崩れている箇所も幾つかある。鳥の鳴き声に心を落ち着けながら一歩一歩慎重に登っていく。
 この峠路で初めて沢を渡ったところにあった水場。身体が熱くなってきたところだったので、これ幸いと自転車を肩から降ろして小休止。顔や手を冷たい水でじゃぶじゃぶ洗い、ついでにボトルの水も入れ替える。ちなみにこの峠路では上りも下りも水場はここだけ。
 水場を過ぎると峠路は沢を離れ、山肌を九十九折れの急勾配で駆け上っていく。道幅は狭い、いや、多分普通なのだろうが、道に草がわさわさと張り出しているので、注意しないとコースアウトしてしまいそうだ。
 峠に到着。中央の岩に腰を下ろして大休止。風が顔の汗を拭いてくれて気持ちがいい。峠は風の通り道。無風だと思っていた日でも、必ず峠では風が吹いている。この季節、峠で身体を癒してくれる風の優しさは格別だ。
 さて、峠は縦走路との四つ角になっており、中央にこの峠の神様のような木が一本どーんと聳えている。そしてその木を護るかのように周りに岩が配置されている。何か謂われでもあるのだろうか。
 中央の木にくくりつけられていた峠の看板。
 西又への下り道はかなり荒れていた。藪がひどい上に、玉取側以上に道形が薄い。崩れて消失している箇所も多かった。もう利用されていないのだろうか。
 逆方向から上る場合、西又側の山道への取り付き箇所は、案内板もなく、藪も深いので非常にわかりづらくなっている。要注意だ。

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