沢 口 峠 (仮)

静岡県伊東市−中伊豆町
2002.8.25

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 国道135号線から「湯川7丁目」バス停側の横磯踏切を渡ると、いきなり写真の坂が現れる。写真ではよくわからないだろうが、この勾配は尋常ではない。完全に戦意を喪失し、下を見ながら自転車を押して上る。ここで生活したら、足腰も鍛えられるかな?
 民家を過ぎると勾配は幾分落ち着くが、「尋常ではない勾配」が「激しい勾配」になっただけなので、きついことには変わらない。ひたすら押すが峠路には高い木がなく、直射日光を浴び続けて気分が悪くなりダウン。疲労も溜まっていたようだし、峠路には川など水場が一切無いことも更にきつさに拍車をかけた。上半身裸になったり靴やニッカホースを脱ぎ捨てたりして、計3回途中で海を見ながら大休止する。余計目に持ってきたボトルの水もなくなり、近くの一軒家にボトルいっぱいに水を入れてもらった。うー。
 日陰の冷たいアスファルトの上で裸足になり、少し寝たら大分気分も良くなった。意を決して乗車して上る。休んだせいかペダリングもさほど辛くない。その上最後のヘアピンカーブをクリアすると、嬉しいことに道はほぼフラットとなり緩いアップダウンとなった。日頃の行いがよかったせいだろうか。^^;
 そんなこんなでようやく峠に到着。峠はきれいな切通しとなっていて、伊東市の松原から上ってきた農道との三叉路になっている。しばらく辺りを歩き回ってみたが、石仏やら案内板などを探してみたが、見つけることは出来なかった。比較的新しい峠なのだろうか。地形図で見ると、集落の位置関係からしても昔からある峠と考えても良さそうな物なのだが....。
 この峠の名前は、私が知っている限り載っている地図を見たことがない。伊東市役所に電話してみたり、麓の人達に色々聞いてみると、名前を知らない人が大部分だったが、「沢口峠」と答えた人も数人いた。広く知られている名前ではなさそうなので、仮称とした。
 峠を下るとすぐに沢口集落に着く。ほぼ全戸で牛を飼っているようだ。
 沢口集落を過ぎると、道はひたすら下り始める。沢口川と伊豆スカイラインを右に左に眺めながら、一台の自動車にも会わず、約6キロの豪快なダウンヒルを楽しみ、デポ地に戻った。

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