稲 荷 坂

−道 者 街 道−

東京都八王子市暁町
1998.4.12

 八王子日光道、日光街道、道者街道ともいう。いにしえの八王子村の北の玄関口である。歴史は古く、八王子千人同心の人々が日光の火の番役を務めるために、八王子から日光へと通った道でもあった。
 現在、国道16号線が、若干道をショートカットして通っている。旧道は通る車も少なく、現在では高速道路入口への近道として地元の人が使っている程度だ。

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 稲荷坂の下にある、稲荷坂交差点。ここから山越えが始まる。常に渋滞していて、まともに車が流れているのを見たことがない。
 稲荷坂交差点を若干北進すると、左側にお稲荷様がある。覚祐稲荷社といい、稲荷坂の名前の由来となっている。八王子千人同心の一人、小池覚祐という人が建立したものだそうだ。
 お稲荷様から若干北進すると、右側に旧道の分岐がある。信号もなく、結構地味なのでうっかりすると見落としてしまう。
 峠路は曲折しながら丘の上へと上っていく。写真は「うかい亭」の辺り。全舗装だが結構雰囲気はいい。
 写真の辺りが稲荷坂のピーク。住宅街だ。建物が林立しているため全く展望が効かないが、昔の人はここで八王子の街を見下ろして、別れを惜しんだのであろう。
 上記の場所より小宮公園の脇を通り、道は急勾配で下っている。中央高速の上を通る橋の上で、車の流れをぼんやりと見ていた。車の流れを見ていると心が落ち着くのは現代人の証!?
 国道16号線に合流。ここから左に曲がるとすぐに高速に入れる。八王子市民ならみんな知っているショートカット道路だ。最初の分岐からここまで、国道16号線は山を切り崩し、ほぼ直線で道を通している。

昔の稲荷坂抜け道へ


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