塞 ノ 神 峠


 変型多層民家のある田麦俣の集落から、月山新道を横断して北に向かう。路はかなりの急坂である。舗装が途切れる頃、勾配はようやく緩くなり、電柱が続く町外れの田舎路といった感じになる。田圃の中をのんびり走っていると道は二股に分かれているので右に上っていく。するとしばらくして山道となり、2,3ヶ所担ぐところがあるが、状態がいいので後はおおむね押していける。
 峠は標高736メートルの鷹匠山の鞍部を乗っ越していて、いかにも昔の峠という感じがして雰囲気はとてもいい。落ち葉をザクザクと踏みしめながら歩く様はえもいわれぬものがある。
 峠の北側に立つ湯殿山の石碑に柏手を打ち、関谷の集落へと下って行った。

目次に戻る