笹 子 峠

山梨県大月市−大和村
1997.11.16

 有名な峠です。でも旧峠を訪れた人は多くても、古道峠まで足を伸ばした人は少ないのではないでしょうか。あまりにもメジャーな峠なので正直少々軽く考えていましたが、随所に歴史を感じることができ、また「走り」も非常に楽しむことが出来ました。

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 甲州街道をひたすら西に進む。新トンネル手前の旧道入口にて車をデポ。天気はあいにくの曇り空。
 峠路は、最初は緩い勾配で新田沢に沿って上っている。まだ身体が温まっていないので、最初からインナーに落としてのんびり進む。川のせせらぎが耳に優しい。
 昭和10年完成という美久保橋(よく今までご無事で....)を渡ると道は沢を離れ、山を巻くようになる。程なく古道への入口が出現。こちらを進むことにする。
 これは天然記念物の矢立の杉(の根本部分)。でかすぎて写真にははいらない。古くから色々な言い伝えが残っているそうだ。残念ながら今では上の部分はぽっきりと折れ、中は空洞になっているという。
 古道は「笹子峠自然遊歩道」という名前で保存されている。全長約900m。道幅も広く、勾配も緩やかで歩きやすい。家族でのハイキングにはもってこいの場所だ。
 再び旧道と合流。赤く染まった山を目の前にしてのんびりと進む。相変わらず勾配は緩く、おかげで紅葉を存分に楽しむことが出来た。(天気が良ければもっと良かったけど)
 旧峠に到着。歴史を感じる作りだ。まるで東京駅の一部みたい。トンネル恐怖症の私は...、ここを通る勇気はありませんでした。
 旧峠、大月側の右側は広場になっていて、ここから古道峠に向かう山道が延びている。山肌に取って付けたような感じでかなりきついが、距離はほんのちょっとだ。
 ここが笹子峠。中尾根ノ頭と笹子雁ガ腹摺山の鞍部に位置している。とてもきれいな形状の峠だ。昔は甲州街道の峠として人の往来が絶えることがなかったであろうこの峠も、今では登山の中継点としての機能しかなく、小雨の中ひっそりと人が訪れるのを待っているかのようだった。
 現在の笹子トンネル。今となっては少々古さ、狭さを感じるが、日本の大動脈だ。

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