布 倉 越

新潟県下田村
1997.11.1

 この峠は新潟県の中越地方に位置します。名前を聞いて「あれっ」て思った人は、かなりの通。そう、八十里越の登山口、吉ヶ平の直ぐそばにあります。
 当日、実は八十里越を登るつもりでした。しかし激しい雨、風、雪で断念。近くの布倉越でお茶を濁す結果となってしまいました。しかしこの峠、結構形も良く、直ぐ近くの雨生池の静寂な雰囲気など、満足のいくパスハンが出来ました。

周 辺 図 へ


 吉ヶ平山荘から守門川に架かる橋の上にて。真っ白に雪化粧した番屋山に見送られてスタートする。雨が強く降っている。
 昔は荷馬車も通ったという八十里越街道。路はまあまあの広さで勾配は緩い。大きめの石がごろごろしており、所々ぬかるんだ場所もあり歩きづらい。
 馬場跡の分岐。右に行けば八十里越・鞍掛峠へ。左に行けば布倉越・雨生池へ。雨が一段と強くなり、この時点で八十里越は断念。左に進む。八十里越はまた来年....
 布倉越に向かう路。分岐から少し進んだだけで雪が顔を出してきた。標高は低いはずなのに季節はずれの雪中行軍。
 布倉越と雨生池との分岐。雨から横殴りの雪になってきた。身体が冷たい。
 左に行けば峠なのだが、藪が激しく、もともと道形も薄く、おまけに雪が積もっているため非常にわかりづらい。
 あちこち歩き回りながら、ようやく峠に到達。きれいに山の鞍部を分けていた。北側はこちら側以上に藪が激しくて道など全くわからない。吉ヶ平山荘のご主人、柳さんによると、この藪を強引にかき分け、沢沿いに下っていけば程なく林道に出会うそうである。
 分岐点まで戻り、雨生池に行ってみた。赤い落ち葉の上に雪が積もり、小雪に煙る池は静寂そのもの。雪と風の冷たさも忘れ、しばし見入ってしまった。

目次に戻る