小 倉 峠

埼玉県小川町−玉川村
2001.3.17

周 辺 図 へ


 下里の農村センター脇に車をデポ。早朝だが、もう風は冷たくない。優しい空気を感じながらゆっくりと槻川の流れに沿って走る。途中、「雨降山」と書かれた石灯籠があった。あの群馬の雨降山のことだろうか。小倉城址に続く路だから石灯籠が残っているのもなんとなく理解できるのだが、雨降山が富士山や湯殿山のような信仰の山とは知らなかった。ちなみに横にある三つの石碑は全て馬頭観音。
 橋を渡って槻川の右側の道を走る。まるでタイムスリップしたかのようなのどかな山里の風景が広がる。梅林の前で記念撮影。
 材木置き場の角を曲がり、いよいよ上り始める。道幅は広く、まるで林道のようだ。勾配も緩く、歩きやすい。それになによりも遠山方面の展望が楽しい。うーん、これはいいねぇ。
 一上りで峠に到着。峠は山稜の鞍部を緩く乗っ越しており、物見山に向かう道と小倉城址に続く路との十字路になっている。峠名が書かれたものはなく、「小倉城址入口」と書かれた道標がぽつんと立っていた。落ち着いた感じの、いい峠だ。
 折角ここまで来たので、尾根沿いを歩いて小倉城址に行ってみた。築城年は不詳だが、戦国時代に北条氏の武将、遠山氏の居城となり、豊臣氏の小田原攻めの頃に落城したのだそうだ。鎌倉街道の押さえの要所だったそうだが、今は石碑が二つしかない荒れ野原となっている。
 再び峠に戻り、田黒側に下る。崩落箇所が幾つかあるものの、概ね勾配は緩く、道幅は広くて走りやすい道だ。
 .....、と、いい気分で下っていると、突然地図にない舗装された林道に合流。あっけない幕切れに少々がっかりしたが、気を取り直してワインディングロードをかっ飛ばして下っていった。この林道、大通りと合流する手前で策がある。どうやら一般車は通行できないようだ。
 田黒、遠山、下里と槻川沿いの道を遡り、デポ地に戻る。たまにはこんな山里の景色を楽しみながら、のんびりと平地を走るのも楽しいものだ。

目次に戻る