仁 田 山 峠

埼玉県名栗村−飯能市
2000.2.11

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 よく整備された新しい林道を走る。勾配も緩く、ギアをインナーにして速い回転で登っていく。車には一度も会わない。なんだか贅沢な気分だ。あれ、鳥の鳴き声が聞こえる。春はまだ先なのに...。
 林道終点近くにあったお地蔵様と野仏。どのくらい昔からここに座っているのだろう。目の前の道が山道から広い林道に変わったので少しびっくりしているんじゃないかな。
 さて、この野仏の裏に古道らしき道が一部分だけ残っている。興味のある人は一度見てみるといい。
 林道終点近くの「通行止」のバリケードを越え、朽ちた案内標識に従って、民家(というか、立派な無人の作業小屋)脇の山道を登っていく。距離は短いが、多分本日最後の上りとなる。気合いを入れて担ぎ上げる。
 最後の急な木の階段を担ぎ上げて舗装道に合流。
 そこから数メートル西に走ったところが峠だった。ここも切り通しの峠。
 名栗と原市場、飯能間の通商は、遠回りで不安定な名栗川、入間川沿いの道を使わず、先の天神峠と組み合わせてもっぱらこの山越えの道が使われていたという。歴史ある道なんだ。
 峠の東側にあった、今にも朽ち果ててしまいそうな鳥居。
 一体なにを祀っているのか、鳥居をくぐって登ってみると、天神峠を登る途中の妻沢集落の中にあったものと全く同じ祠がそこに鎮座していた。この祠については詳しく調べてみる価値がありそうだ。
 どちら方面に下ろうか悩んだが、やはり山越えの旧街道を忠実に走ろうということで、名栗村の鍛冶屋橋に向かって下ることにした。勾配のきつい舗装されたワインディングロードを風を切って下る。景色もよく、最高に気持ちよかった。

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