古 洞 峠

埼玉県小鹿野町
2001.3.10

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 早朝の小鹿野町の神社に車をデポ。市街地の外れの「三島交差点」を南に曲がり、県道209号線を走る。「古洞バス停」付近から再び南に進路を取り、峠を目指す。「天司嶽ハイキングコース」と書かれた木の道標が目印だ。
 ぽつんぽつんと民家が点在している古洞集落の中を走る。途中、道端で休んでいたお婆さんと話し込む。のんびりしたリズムがいいね。この峠は「こどうとうげ」だと思っていたが、「ことうとうげ」と濁らないのが正解なんだと教えてもらった。
 お地蔵様が祭られている小ピークを過ぎると、舗装が途切れて地道となる。将来は多分舗装するのだろう、やたら道幅が広くてガードレールが真新しい。土は粘土質のようで、思いっきり荒れたまま寒さで固まってしまっているので、路面はひどい状態になっている。緩んでぐちゃぐちゃになっている箇所もあり、泥詰まり防止のために所々担がなくてはいけないところもあった。
 悪路に悪戦苦闘しながらも、何とか峠に到着。道幅が広すぎてちょっと興醒めだが、切通しの見事な林道峠だ。道は切通しで鞍部を乗っ越した後、右に急カーブして南斜面を下りていく。カーブのガードレールに腰を下ろし、展望を楽しみながら小休止。風が気持ちいい。
 地形図(町役場で修正したもの)をよく見てみると、この付近の最低鞍部はこの峠ではなく、ここより西にピークを一つ越えたところにある。もしやと思い稜線沿いにその最低鞍部に行ってみると、果たしてそこが旧・古洞峠であった。木でできた祠がちょこんと置かれ、落ち着いた感じがとてもよい。北側の峠路の道形は確認できたが、非常に薄くて廃道寸前の感がある。南側の峠路は道標もあり、林道との分岐点までは生きているようだ。(しかし林道との接合点は確認できなかった。)
 林道峠まで戻り、下る。ぶっ飛ばして下りたかったが悪い予感が当たり、路面の状態がひどすぎる。残念だったが大部分押して下ってしまった。....景色を楽しみながらのんびりとね。
 しかしこの林道、まだ完全に開通しているわけではなく、最後はこんな状態になる。聖天の集落の細道を走る。でもこれがすごくいい雰囲気。得をした気分だ。
 小さな橋を渡ってバス通りに合流、そこが札所三十二番の法性寺(岩船観音)の真ん前だった。なかなか立派な山門だ。山門前の駐車場を行ったり来たりして、山門を何度も拝んでいるお婆さんが印象的だった。

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