顔 振 峠

埼玉県飯能市−越生町
2000.8.6

周 辺 図 へ


 国道299号線を西進。標識に従い吾野駅手前で北に曲がり、沢沿いの道を峠に向かって上っていく。写真は下長沢の集落辺り。道路を散歩している沢蟹を踏まないように進む。のどかな風景が眼に優しい.....。というのも最初のうちで、上って行くに従って勾配が増してくる。一体何パーセントくらいあるのだろう。インナー・ローで立ち漕ぎが出てしまった。きつい。
 汗びっしょりになって山上集落の風影に到着。とても明るいイメージだ。ここからは勾配も幾分緩くなり、ほっとしながらもペダルをくるくる回して峠を目指す。
 一本杉峠との分岐を経て峠に到着。4件の茶屋と、5つの案内板が立ち並ぶ。グリーンライン上で最もにぎわいのある場所だ。以下は環境庁と埼玉県が立てた峠の案内板より。
 「顔振峠のいわれには二通りあり、義経が絶景のあまり顔をふりながら登ったためというものと、お供の弁慶が急な登りに疲れて顔を振りながら登ったというものです。いずれも義経が奥州へ逃れる時にここを通ったとしているわけですが、義経奥州落ちの経路については北陸を通ったとする説が有力です。
 かあぶりはかむり=冠が転じたのではないかとされており、冠のようにとがった山があるためこのような名前になったものと思われます。」
 峠から南側の景色。吾野の街が箱庭のように見える。なるほど、義経が絶景のあまり何度も振り返りながら登ったという説もわかる気がする。
 顔振茶屋と小峰茶屋の間、一番大きな案内板の裏の小径、展望台に通じる道が旧道だ。
 ここが本来の顔振峠。きれいに山を二つに分けた雰囲気のいい峠らしい峠だ。奥武蔵グリーンラインの建設によって、その尾根上の峠は全て削り取られてしまったと思っていたが、どうやら顔振峠だけはその難を免れたようだ。
 峠から越生への下り道は一応山道なのだが重機が通った後もあり、幅は広くよく整備されている。しかし勾配はかなりきつく、滑り落ちてしまいそうな箇所も多い。でも久しぶりの山道下り、周りの雰囲気も良く、充分楽しめた。

目次に戻る