出 牛 峠 2

埼玉県皆野町
2000.12.17

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 唐沢峠を下ってきて、出牛平から南下する。峠路は殆ど直線路。勾配は総じて緩い。
 ワンピッチで峠に到着。峠は信号と横断歩道がある。こういうのも珍しい。写真は南側から峠を写した。
 さて、この峠を「出牛峠2」としたが、今はどの地図を見てもこの峠の名前は載っていない。しかし出牛峠のページで紹介した「秩父多摩丹沢」の著者、直良信夫氏によれば、出牛峠は二つあり、出牛−長瀞間の出牛峠は「裏の出牛峠」であり、ここで紹介している出牛−根古屋間の出牛峠は「表の出牛峠」なのであるという。「裏」と「表」の違いは交通量の差。この峠は秩父と上州を結ぶ古代の産業道路として古くから開発されたとしている。
 直良氏は同書の中で出牛峠についてこう記している。「今日普通に出牛峠といわれているのは、日野沢から太駄に至る間(県道)にある、ゆるやかな峠である。出牛部落は峠の北麓にあって、峠を越えて秩父がわにある部落は秩父郡金沢村の天沢部落である。もう一つの出牛峠は、今の出牛部落の東北約五〇〇メートルほどの所にあって、地形図には、この方が「出牛峠」と記されている。」つまり外部の人にとっては地図からの知識しかないので、出牛−長瀞間の峠が出牛峠なのだが、地元の人達にしてみれば出牛−根古屋間の峠が出牛峠なのである。ではなぜ地図に載らないのか。これは推測だが、余りにも勾配が緩く、直線の路が続くため、峠路らしくないから載らないのかもしれない。
 さて、写真は峠を北側から撮した物である。左側の建物は小学校。峠の小学校なんてなんかいいなぁ。
 峠から南側、根古屋への下り道。本当に勾配は緩い。自転車が止まってしまいそうだ。(これは言い過ぎ)

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