東  峠

埼玉県飯能市
2000.7.2

 地形図には名前が載っていない峠。方位一字だけの名前の峠というのは意外と珍しいので、帰宅後図書館などで色々と調べてみたが、この峠について書かれた文献を探すことは出来なかった。子の権現の東方向に延びている尾根を越えるので、東峠というのだと、とりあえずはこじつけておく。中藤で道を尋ねたとき、若い女性は「ひがしとうげ」と呼んでいたのでファイル名は「higashi」としたが、ひょっとすると「あずまとうげ」と呼ぶのが正しいかもしれない。

周辺図はちょっと待ってて


 県道350号線を西に走り、堂西と野口バス停の中間地点あたりを右折し、峠路にはいる。と、直ぐにある「通学路」の標識。「通学路は峠路」。一見珍しく見えるが、秩父ではごく当たり前のことなのだ。
 県道から峠路への分岐は非常にわかりづらい。注意してよく見ると手作りの案内標識があるのだが、細心の注意が必要。
 沢に沿ってしばらく薄暗い杉林の中を走る。こんな山の中なのに、駐車中の車がやたらと多い。変だな、と思いながらも進み、少し開けた分岐点で左方向を見て仰天した。「いきなり」という感じで現れた住宅街。街中の光景の殆ど変わりがない。まるで隠れ里みたい。毎日おいしい空気を吸って生活していけるのだろうな。
 突然現れた住宅地を過ぎると、辺りの景色は再び山の中となる。沢に沿った少々きつめの勾配をえっちらおっちらと登っていく。色々なことがあり、2ヶ月ぶりのパスハンなので時折押しも入ってしまったが、心臓をバクバク鳴らしながら、汗だくになって動き回るのは本当に気持ちがいい。
 暗い杉林を抜け、空が明るくなってくると程なく峠に到着。天覚山の鞍部をぐるっと巻くタイプの峠だ。通る車はほとんどない。しばらくはあちこち歩き回って、久々の峠の感触を楽しんだ。やっぱりいいなぁ....。(写真は北側から撮影)
 峠の標識。地元の山岳会が建てたものだろうか。なかなか味がある。
 峠から南側の展望は全くきかないが、北側は木々が伐採されているので展望はよくきく。東吾野の街並みがよく見える。
 全舗装のダウンヒルをぶっ飛ばし、西武池袋線東吾野駅に到着。右手のプレーキングが心配だったが、なんとか問題なくこなすことが出来た。暑い夏はやっぱり舗装路かっ飛びダウンヒルが最高ですね。(^^)

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