ト ズ ラ 峠

神奈川県津久井町
2001.2.11

周 辺 図 へ


 早朝の国道413号線、道志みちの前戸あたりに車をデポ。西に走り、コンビニエンスストアの横を左折して伊勢原津久井線に入る。道は緩やかな上りで、ほぼ直線。アウターでぐいぐい走れる。
 峠道中程にある「巻き」の部分。この峠道はほとんど直線路なので、山を巻いているのはここだけである。法面の補強工事をしていた。
 程なく峠に到着。峠は石垣で整備された、浅い切通しになっている。鳥屋、宮が瀬方面から道志街道青野原に抜ける最短のコースで、その昔は富士講の人々や大山詣での人々で賑わったという。今、往時の姿を伝えるものは何もない。コンクリートではなく、まるい石垣で固められた切通しが、せめてもの土地の人達の気持ちだろうか。
 峠を南に下る。ほとんど直線なので低い峠にも関わらずかなりスピードが出て顔が冷たい。
 身を切られるような寒さに耐え、あっという間に宮ノ前に着いた。ここは鳥屋の中心的な集落だ。そこかしこの田圃で焚き火をして暖をとっていた。立ち上る煙に柄にもなく郷愁を感じてしまった。
 県道との分岐点手前で、ふと見つけた馬頭観音。その横に鉄パイプを立て、特別製の赤い傘を差している。笠地蔵ならぬ傘馬頭だ。何か特別ないわれでもあるのだろうか。思わず自転車から降りて手を合わせた。

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