鳥 坂 峠

山梨県芦川村−八代町
1999.10.31

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 早朝の上芦川の集落をバックに走り始める。空気が冷たくて気持ちがいい。
 トンネルまでは終始緩い勾配だ。いつも通り前ギアをインナーに落とし、くるくると早い回転で上っていく。朝早いせいか、行き交う車は殆どない。
 ほどなく新鳥坂峠ともいうべき「新鳥坂トンネル」に到着。1995年に作られたものだ。休まずにその左横にある道に入り、旧峠を目指す。
 旧道はアスファルトがかなり痛んでおり、ガードレールも草に覆われている。廃道のような風情だ。勾配は殆ど無いに等しい。
 ほどなく旧トンネルに到着....と思ったら、ありゃりゃ、トンネルはコンクリで塞がれていて、単なる石壁と化していた。これで道の状態が悪かったのも頷ける。やっぱり廃道だったんだ。ちょっと残念。
 気を取り直して山道の古・鳥坂峠に行くことにする。トンネル手前、右側にある「拓道栄郷」と書かれた石碑の裏の勾配のきつい山道の連絡道をよじ登り、峠道に取り付く。最初はかなり勾配がきつく、滑落に注意。しかし登っていくうちに勾配は緩くなり、意外と思えるほど道幅は広くなって歩きやすくなる。雰囲気もとてもいい。昔からの峠路の証だ。
 鳥坂峠に到着。暗い樹林帯を登ってきたら、峠でいきなりバッと光を浴びせられた感じだ。眩しい、まるで違う世界に迷い込んだみたい。痩せた尾根が急激に窪み、そこに日の光が集中しているのだ。
 峠自体の形も美しい。秋山村の穴路峠を彷彿させる。こうした思わぬ発見もパスハンの面白さだ。さて、八代町側への下り路だが、残念ながらかなり荒れている模様だ。藪がひどく、通行は困難の様子。

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