天 神 峠

山梨県河口湖町
2003.1.26

周 辺 図 へ


 2003年の走り初めである。1年の最初にはやはり富士山が見たい!ということで、まだ走っていない富士山近辺の峠(+運動不足なので難易度の低い峠^^;)を地図で見つけだし、行くことになった。
 朝早い大石集落の広ーい農道に路駐。切り裂くように冷たい空気の中、完全冬装備で走り出す。
 奥川に架かる橋。川は涸れ、底を隠すように雪が積もっている。春になったら雪解けの水がたくさん流れてくるんだろうな。
 橋を渡るといよいよ峠路の始まりだ。最初のうちは林道のように路面が広い。しかし積雪のため、降りて押す。吐く息は白いが体が温まってきたせいか寒さは感じない。静かだ...。自分が雪を踏む音しか聞こえない。
 進むにつれ路はどんどん狭まっていき、遂に山道となった。「今年の初担ぎだ。」と苦笑いして自転車を肩に掛ける。雪が積もってからは誰も歩いていないらしく、白いキャンバスに私が足跡をつけていく。特に危険な個所はない。心臓のバクバク感を懐かしみながら登る。ううっ、久しぶりだ。
 空の明るさがどんどんどんどん近づいてきて、峠に到着。自転車を静かに倒し、自分も雪の上に座り、脚を投げ出す。うっすらとかいた汗をタオルで拭く。また汗が滲んで来るときに、顔に冷たい風を受ける。この瞬間、頬が痺れるような快感がある。うーん、やっぱり峠はいい。来て良かった。
 さて、肝心の峠からの景観だが、残念ながら当日は雲が厚く、峠からは富士山どころか河口湖もお目にかかることは出来なかった....。
 今年最初の峠なので、のんびりとファイヤーガードを使ってコーヒーでも沸かすことにした。今日はカフェラテ。峠の荘厳な空気に香ばしい湯気が混じり合う。うん、美味い!
 峠を下る。路は細いが南面なので雪は少ない。冬枯れの景色を楽しみながらのんびりと下っていく。
 峠を下るに従って雪が顔を覗かせてきた。南面に残る雪は「へばりついている」雪が多く、固くてアイスバーンのようになっている箇所が多い。写真のような危険な場所は、登山靴のかかとで蹴り込みしながら雪の固さを確かめ、慎重に下っていく。
 森を抜け、湖周道路と合流、と同時に今まで見えなかった河口湖と富士山がどーんと姿を現した。最後に見ることが出来て良かった(^^)

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