浅 間 峠

神奈川県秦野市
2002.10.27


 浅間峠は善波峠以前の古東海道として考えられている。名付け親は文学博士の直良信夫氏である。古本屋で偶然手にした氏の著書からこの峠の存在を知った。

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 朝早い秦野市役所の駐車場に車をデポする。いろいろな事情で走れない日々が続き、いつの間にか朝の空気はかなり肌寒くなってしまっていた。つい軽装できてしまったけれど・・・、まあ、走っているうちに暖まってくるだろう。
 装備を調え、駐車場を出て水無川沿いをのんびりと走る。どの季節でも朝の風はやはり気持ちがいい。
 秦野市街は休日の早朝でも交通量が激しいので、殆ど歩道を走る。R246の名古木宮前交差点を南に折れ、峠路にはいる。きつい勾配の住宅地を抜け、加茂神社の三叉路に到着。目指す浅間峠はここを右折するのだが、時間に余裕があったので左折して権現山を尋ねてみることにした。
 山頂に向かう道の脇には「めんようの里」の牧場があり、羊たちがのんびりと草を食んでいた。思わず時間を忘れてしまう一瞬だ。
 戦前に近在の農民たちが草競馬を興じていたという一直線の未舗装路「馬場道」を通り、階段を担ぎ上げて権現山の頂上に到着。
 頂上にある中国建築風の展望台に上り、360度の展望を楽しんだ。たまには山頂からの景色もいい物だ。富士山もはっきりと見えた。
 再び加茂神社まで引き返し、今度は右折して峠を目指す。峠路はいたって緩やかで優しい感じ。古東海道の趣はある。早く通り過ぎるのがもったいないので、インナーでくるくる回してのんびり上る。
 一踏ん張りで浅間峠に到着。峠は権現山と浅間山との最低鞍部をカーブを描いて乗っ越している。こんなに市街地に近いのになかなか雰囲気がいいのは嬉しい驚きだった。腰を下ろす場所がなかったので、しばらく峠を探索したあとは浅間山に登り、頂上のベンチでコーヒータイムとした。丹沢の山々を望んでのコーヒーは格別の味だった。

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