鶯 宿 峠

山梨県芦川村−境川村
1999.10.31

周 辺 図 へ


 まだ朝早い鶯宿集落の様子。いかにも「山里」といった佇まい。なんかいいなぁ。
 県道36号線と大窪鶯宿林道との分岐点。分岐の標識は高い場所にあるので、うっかりするとサイクリストは見落としてしまうかもしれない。でも芦川村役場から鶯宿集落までの間、北に向かう道はこれしかないので、多分間違えることは無いでしょう。
 林道は中程度の勾配で、ピークまでは全舗装。しかし距離が意外と長いので結構走りでがある。たまに後ろを振り返って遥か後方につづくガードレールを見てにやにやするのも楽しい。(^^;
 ピークに到着。鞍部をぐるっと巻くタイプだ。いまにここが「新鶯宿峠」と呼ばれる日が来るのだろう。まだできたばかりなのだろうか、それとも舗装工事の最中なのだろうか、峠は重機や資材がびっしりと置かれていてなんだか落ち着かない。
 峠からの景色。南側の展望は無いが、北側の景色は素晴らしい。境川と八代の街が一望できる。大きな伸びを一発。あーっ、気持ちがいい。
 峠から境川村への下り路は雰囲気のいい未舗装の林道だった。残念、今日はここを下らない予定だ。きっとまた来よう、舗装される前に....。
 林道峠から少し芦川村側に引き返したところにある、本来の鶯宿峠との分岐点。案内標識は倒れているが、開けた場所なのですぐ分かるだろう。気合いを入れて暗い樹林帯の中に入っていく。
 ところどころ勾配のきつい場所もあるが、概ねたいした事は無い。鳥坂峠と同じく意外と道幅は広く、よく踏まれている。なんといっても雰囲気がいい。山の気をいっぱいに吸い込んで峠を目指す。
 九十九折れをクリアして峠に到着。分岐点からはさほど時間がかからなかったような気がする。林道の峠とは違い、残念ながら展望はきかない。峠は小さな草原のような緩い鞍部になっていて開放感がある。鳥坂峠は「角張った鋭角の峠」といったイメージだったが、この鶯宿峠は「丸みのある鈍角の峠」といったイメージだ。全く正反対だが、どちらも素晴らしい。地べたに腰を下ろし、しばしボーっとしていた。
 峠で出迎えてくれた「リョウメンヒノキ(ナンジャモンジャ)」。ヒノキの変種として県の天然記念物に指定されている。立派な大木だ。きっとこの峠の神様なのだろう。

目次に戻る