ブ ッ ツ ェ 峠

神奈川県山北町
2001.6.9

車 両 進 入 禁 止

 関東近辺のサイクリストには周知の事実なのですが、丹沢の林道は殆どが車両進入禁止です。そして自転車の乗り入れも明確に禁止しています。この秦野峠林道も、役場で確認した結果、自転車の通行は法律で禁止されていました。それならば、ということで、今回は自転車には留守番をお願いして、徒歩で挑戦してみました。

周 辺 図 へ


 林道秦野峠から下りきり、伽藍沢橋を渡って林道は再び山肌を上っていく。ブッツェ峠の始まりだ。
 伽藍沢橋から先は12%の急勾配の連続だ。舗装されている峠路とはいえ、結構きつい。林道秦野峠からの1.5キロの急な下り路が膝に来たようだ。覚悟して来たとはいえ、自転車に乗って林道を下れないのは、やはり辛いものがある。
 情報に依れば、ブッツェ峠路からの展望は素晴らしいそうだ。しかし今日はついていない。霧は一層深くなり、辺りの視界は効かない。当然通る車もなく、ハイカーにも会わない。鳥の声も聞こえなくなった。静寂だけが辺りを支配している....。突然得体の知れない恐ろしさがこみ上げてきた。大きな深呼吸を一回した後、意味もなく咳払いをしたり、発声練習?をしたり、とにかく何か音を出し続けながら上った。
 9キロの里程表示を過ぎてまもなく広場のような所に出る。そこから少し歩いて林道上のピーク、ブッツェ峠に到着。今回ばかりは峠に着いた爽快感よりも「やっと終わった」という疲労感が強かった。この峠は山の鞍部より、大きく東側に寄っている。林道峠によくありがちな形だ。
 霧が立ちこめていて気味が悪かったが、疲れていたので広場まで戻り、登山靴とニッカホースを脱いでアスファルトの上で大の字に寝る。足が熱くなってじんじんしている.....。自転車のありがたみがよくわかった。(^^;
 峠からの展望は、天気が良ければ素晴らしいという。富士山が目の前にバーンと迫ってくるそうだ。でも今日は....その絶景も霧の中....。

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