霧 石 峠

愛知県豊根村−富山村
2001.7.14


  ちょっと思うところがあってこの峠に行ってきました。鶴見から往復12時間超、実走時間は約2時間の、遠い遠いマイナー峠です。近くには、有名な秋葉街道の青崩峠やヒョー越もあるのですが、今回は寄りませんでした。この峠に何の意味があるのかは、いずれお話しします。この時期にこの峠に来ることは、実は8年前から決めていたことなのでした。

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 自宅の鶴見を車で出発してからちょうど6時間、ようやく霧石峠の旧道の入口である大立の集落にたどり着いた。数戸の家屋があるが、人が住んでいるのは一戸だけのようだ。みんな出ていってしまったのだろうか、ちょっと寂しい光景だった。この集落の脇を流れる不動沢沿いの路が旧道なのだが、廃道になって久しいせいか荒れ方が凄まじい。おとなしく撤退し、林道経由で峠に向かうことにした。
 大立集落から少し北に行ったところにある豊富林道入り口付近に車をデポ。時刻は既に10時半。太陽はぎらぎらと照りつけ、むちゃくちゃに暑い。自転車を組んだだけで汗びっしょりになってしまった。ボトルの水を一口飲み、ほっぺたをひっぱたいて気合いを入れ、登坂開始。
 林道は全線未舗装。しかし手入れが行き届いているようで、とても状態はいい。勾配は急坂とフラットな路が交互に現れる感じだ。しかしあまりの暑さに気持ちが悪くなり、乗ったり押したりを繰り返す。考えてみれば未舗装の林道を走るのは久しぶりだ。
 途中2つの分岐点があるが、両方とも右に行く。最初の分岐点を過ぎると路面が荒れてくる。頑張って漕いでもタイヤが空転するので、のんびりと押して進むことにした。
 林道のピークから少し下って峠に到着。意外にも峠の案内板があったので、思わず記念写真を撮った。うーん、思えば長い道のりだった....って、自動車に乗っている時間が大半だったけど(^^;
 峠全景。立派な路は尾根を走る豊富林道。確かに山稜の鞍部に位置しているのだが、フラットな部分が長く、あまり峠らしさを感じない。峠の案内板は、富山村側にある。峠から大立に下りる旧道を探してみたが、その痕跡すら見つけることはできなかった。富山村側に降りていく林道を2本確認したが、事前に役場に確認したところ、どちらも途中で切れており、下には降りられないらしい。来た路を引き返すことにした。
 峠から見た富山村側の景色。この景色を見ることは、今回のパスハンの目的の一つでもあった。絶景だとかそういうことではなく....。
 新霧石峠とも言うべき県道426号線の霧石隧道。愛知県側から富山村に来るためにはこの峠以外に路はない。道幅は狭く、大型車同士のすれ違いはできないが、富山村の大動脈なのである。
 佐久間湖越しに見た富山村。面積も人口も、日本で一番小さな村なのだそうだ。山肌にへばりつくように家々が建っている。何というか、迫力を感じてしまう。

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