小 河 内 峠

東京都檜原村−奥多摩町
1998.3.29

 実はこの峠は私のパスハンリストには入っていませんでした。昨年、雁峠の峠行をアップした後、大久保さんという方から「奥多摩の小河内峠も素晴らしい峠ですよ。」というメールをいただき、この峠行のプランを温めていました。
 峠路は変化に富んでいて面白く、また峠からの奥多摩湖の展望も素晴らしいものでした。素晴らしい峠の情報をありがとうございました。

周辺図へ

大久保さんからいただいた18年前の小河内峠の写真


 藤倉から走る。除毛橋を直進し、天狗様を祀った春日神社の前から細いコンクリート舗装の道を上ると中組集落の分岐に出る。地図によると峠路はこの分岐を見送って尾根を一気に上っているが、農作業中のおじさんに「集落の中を通った方が坂が緩くて楽だよ。」と教えられ、その通りにする。もう桜が咲いている。
 暗い杉林の中、コンクリ道を上る。道は細く、勾配も結構ある。最初は頑張って乗車していたが、ふらつくと危ないので押すことにした。どこからかウグイスの鳴き声が聞こえてくる。
 中組と猿江の間にあった集落。山の斜面にへばりついている感じ。こんな山の奥にも民家があるなんて...この峠路の歴史の古さを感じる。
 コンクリ道は全部で3つの分岐点がある。いずれも道標があり、右に曲がればよい。3つ目の猿江集落への分岐を過ぎると舗装もとぎれ、山道となる。ここから路は一気に尾根に向かうため、勾配はかなりきつくなる。吐く息もかなり荒くなってきた。
 周りの景色が暗い杉林から明るい落葉樹林に変わった頃、陣馬尾根に到着。地面に腰を下ろし、春の陽光を身体いっぱいに浴びて大休止。あんまり気持ちが良くて、つい眠ってしまいそうになった。ここまでで全行程の約半分。
 まるで盛り土をしたかのような尾根路。フラットなので乗車して走る。(かなり怖かったが....)
 程なく尾根道と分かれ、尾根の西斜面を進む。写真は小さな尾根を回り込んだ辺り。こんな雰囲気のいい路に期せずして出会えるのもパスハンの面白さ。
 しかしこの後、路は異常に細くなり、倒木、土砂崩れ、小雪渓のオンパレード。勾配はほぼフラットなので助かったが、危険個所が多くなる。
 峠に到着。いきなり目の前に奥多摩湖が広がる。結構感動してしまった。峠は痩せた尾根を乗り越している。2つあるベンチに腰を下ろし、奥多摩湖をぼーっと眺めていた。
 峠から見下ろした奥多摩湖。天気のせいで、少し霞んでしまっている。でも小河内ダムまではっきりと見えた。
 峠全景。写真を横切っている路は尾根路。中央の白くて長細いものが峠の碑。写真左の木の根本にある白い立て札は、奥多摩湖側の下り路が通行禁止であることを示す看板。結局来た道を引き返した。

目次に戻る