西 原 峠

東京都檜原村−山梨県上野原町
1998.9.5

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 檜原街道を西に進む。数馬の湯を過ぎて暫く行くと、道の左側に「檜原温泉 数馬の湯源泉地」と書かれた看板がある。これが西原峠の入り口だ。うっかりすると見落としてしまいそうなので注意。
 コンクリ舗装された急登の道を上る。「源泉地」を見送り、最後の集落に取り付いた辺り。数馬の集落が、あんなに小さく見える。
 なおもえっちらおっちらと登り、ここは車道終点。ここからは民家の裏庭を通るような感じで峠路は続いている。人の家に入っていくような感じでなんだか落ち着かない。
 狭く、急勾配の道を上る。この上にも畑があり、生活道として利用されているせいか、狭いながらも一部コンクリ舗装されている。勾配はきつく半端ではない。既に汗びっしょりになってしまったが、時折感じる風が何とも気持ちがいい。
 日当たりのいい路から暗い杉林の中に入っていく。先日来の集中豪雨のせいか、道の上の土はきれいに洗い流され、岩盤や木の根っこが露出している。小枝も散乱し、滑らないように慎重に進む。
 笹尾根の峠は道を深く掘り下げている場所が多い。そしてそういった部分は必ず粘土質だ。集中豪雨で土が水分を含み、強烈に滑りやすくなっている。登山靴を道に蹴り込みながら足場を作り、慎重に進む。
 他の尾根に向かう分岐点を過ぎると、道は等高線に沿ったフラットな勾配になる。状態もいい。ホッとした気分で峠を目指す。
 少し勾配がきつくなってきたかな、と思ったら峠に着いた。約3ヶ月ぶりの峠。空気も汗も雰囲気もやっぱり最高だ。地べたに腰を下ろし、煙草を一服。いいなぁ。
 三頭山方面に少し登り、峠を見下ろす。広場のようになっていて、登山者のためにバスの時刻表もあった。

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