丸 川 峠
山梨県甲州市−北都留郡丹波山村
2016.7.2

 

 寺尾峠を離れ、しばらくは今までと同じような道が続く。勾配は相変わらず緩く、歩きやすい。
 中盤頃から岩場が多くなる。自転車は必然的に担ぐが、足元の滑りが気になる。自転車を引きずり上げたり引きずり下ろす場面も出てくる。柳沢峠からここまでの路で体力を使う場面はほとんどないので、問題なく突破できると思われる。
 峠直前に登場する橋。下は崖。思わず足がすくんでしまうが(高所恐怖症)、足元だけを凝視して渡り切る。正直怖かった。
 橋を渡り切ってほどなく峠に到着。六本木峠からの尾根道と、泉水横手山林道から分岐した登山道との合流点が峠となっている。
 峠全景。草原上になっていてとても気持ちがいい。今日通ってきた峠はいずれも「森の中の峠」といったイメージだったので、開放的で清々しい。唯一残念なのは張り巡らされた杭だ。看板によると「自然保護のためボランティアが設置した」とあるが、こうまでしないと維持できなくなるほど登山者のモラルが低下しているということなのだろうか。そう思うとちょっと悲しい。
 峠から少し南に進むと東側に丸川荘があり、そこにも峠の看板があった。せっかくなのでここでも一枚。
 丸川荘。一度は宿泊してみたいと思う。写真右は大菩薩嶺、峠に向かう路だ。
 丸川荘を離れ、裂石に向けての下りにかかる。草原を抜け、森の中に入ってしばらくは大人しめのいい路が続いていた。
 柳沢峠から六本木峠を経て丸川峠までの所要時間は3時間。写真を撮りまくったり旧道探索したり、食事したりでこの時間である。そして丸川峠から林道出会いまでの所要時間は同じく3時間。この間写真は1枚しかない。ちなみに登山地図に記載された下りの標準タイムは1時間15分である。
下り始めて3分も経たないうちに右膝が壊れてしまった。確かに下り路は「急坂」であったが、取り立てて騒ぐほどの急坂ではない。1か月前の石丸峠で同じ状況になり大変な目に遭ったが、その再現である。あれからしっかりケアしてきたつもりであったが、回復していなかったということか。タク輪までして体力温存を図ったが、無駄だったようだ。
右手は自転車を担いでいるため使えない。死んだ右脚をつっかえ棒にして、左脚と左手だけで下る。何度も大休止しながらなんとか林道まで下りた。
 その林道もそのまま乗車して下れないほどの悪路ではあったが、今までの路に比べれば天国のようなもの。コンクリ舗装の路に出てから(40キロの制限速度を守りつつ)ぶっ飛ばして塩山駅前の駐車場まで下った。ダウンもいつもの倍やったが、運転中何度も足がつってしまい安全速度で帰宅した。

あの坂を一本で下りきった左脚の負担は相当なもので、これを書いている時点では回復したが、4日間は激しい筋肉痛でまともに歩けなかった。


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